居酒屋で日本酒を頼むと高くつくから宅飲みが一番 突然ですが、日本酒って高いと思いますか?
日本酒を一升瓶で買うとなるとだいたい安いもので数千円から、高いものは3万、5万、10万円っ てしますよね。
居酒屋で日本酒を頼むと1杯、800円〜1500円ぐらいの価格で提供されていると思います。 生ビールやチューハイと比べると高い印象ですよね。 日本酒メインの居酒屋にいくとお会計も高くなりがちです。
これには理由があります。 なんせ、日本酒は原価が高いんです。
原価が高いから販売価格も高くなり、たくさん飲めば飲むほどお会計も高くなるという仕組みで す。 そうなると日本酒がすごく好きなお客さんは別として、日本酒を頼みづらくなりますよね。
店側も頼まれないなら品揃えを豊富にしてもな…と仕入れを減らしますよね。
そんな負のループが居酒屋では起きています。 どちらの事情もわかるので一方を責める気にはなれないのですが、おいしく日本酒を楽しむため には宅飲みが一番の解決方法なのかなって思っています。
ちょうどコロナ禍もあったので居酒屋に行く機会も減りましたしね。 今回は、日本酒の原価についてや宅飲みにおすすめなお酒を紹介していきます。日本酒が好き な方はぜひ一杯飲みながら読んでみてください。
日本酒の原価
日本酒は原価が高いことで有名です。 日本酒は米と麹、醸造アルコールが原料になります。 この「お米」ですが、そのままのお米(玄米100%)が使用されているわけではなく米の表面を削る 精米という作業が行われています。
「吟醸」「大吟醸」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これはお米をどれくらい削ったか の精米歩合によって名前がわかれています。 お米を削って贅沢に使用しているのでそもそもお米のコストがかかります。
さらに削る分のコストもかかります。 さらにさらに削ったものを使って日本酒にするまでには時間と手間のコストがかかります。 このように時間と手間と材料をかけて日本酒は造られているので原価も必然的に高くなってしま うのです。
さらに利益も考えると販売価格はもっと高くなります。 居酒屋で提供するとなるとそこからさらに利益分を考えた値段にするので当然高くなります。
日本酒の値段が高くなってしまうのはこのような理由があるんですね。
日本酒の価格を安くするにはどうしたら…? 日本酒の値段が高くなってしまうと飲んでもらえない!じゃあ安くしよう!と思っても原価がかかっ てるので正直、難しいと思います…。 それでもどうするか?を考えたら方法は2つ。
1. 原料になる米をとにかく大量に栽培する
2. 瓶の価格を下げる
この2つしかないんじゃないかなと思います。
●原料になる米をたくさん栽培
原料になるお米をたくさん作って米の仕入れ価格を下げるのがポイントになります。 米づくりは時間も手間もかかる重労働なのでどんどん衰退していっています。
高齢になり後継もいないので米作りを引退して田んぼをやめたという農家さんがどんどん増えて いますよね。
米農家の衰退も深刻な問題だと思うのですが、日本酒を安く量産して提供するためにはお米を たくさん作ることが不可欠かなと思います。
●瓶の価格を下げる
実はこれもとても重要です。 日本酒が一升瓶で販売されているのには理由があります。 実は、日本酒って紫外線に弱いんです。紫外線にあたると酒質が変化してしまい日光臭という嫌 な臭いが発生することがあります。
日本酒の品質を落とさないために、紫外線に強くするため緑や茶色の一升瓶が使用されている というわけです。 そしてペットボトルでの販売もNGです。 ペットボトルは肉眼では見えませんが、実は極小の穴が無数にあいています。中身が漏れるほ どの大きさではないのですが、気体が逃げていくには十分です。 気体が蒸発して抜けてしまうと品質の劣化につながります。 なので、酸化につながったり長期保存が難しいところからペットボトルでの販売は行われていま せん。 これは日本酒はもちろんですが、チューハイやビールなども同様です。
酸化や光によって味が変わり品質が劣化してしまうアルコール類はペットボトルでの販売は厳し い現状です。 となると、やはり瓶で販売したいところです。 ステンレスやホーローなどを使って新たに特殊な容器を作るのか…それは逆にコストがかかって しまうのか? 販売容器のコストが下げられたら日本酒の販売価格も下がるかもしれないですね。
日本酒は宅飲みで楽しもう このように日本酒は原価が高いので、提供する飲食店も頑張って価格設定をしていると思いま す。 いじわるで値段を高くしているわけではないと思うんですが、消費者にとってはやっぱりお財布に 優しいお酒のほうが嬉しいですよね…。 でも日本酒を楽しみたい!と思ったらやっぱり自宅で楽しむのが一番かなと思います。
コロナ禍もあって居酒屋に行く機会も減ったのでちょうどいいかなと思います。 今はインターネットがあるのでネット通販を使えば全国各地のおいしいお酒を自宅で簡単に楽し むことができます。 高価なものだと1回居酒屋に行くような値段のものもありますが、一度に飲み切るものではない ので長く楽しむことができます。
最近では飲み比べセットなどもあるので好みに合った日本酒探しをしてみるのもいいかもしれま せん。
まとめ
いかがだったでしょうか。 日本酒は原価が高いから販売価格も高くなってしまいますが、でもやっぱりおいしいです(笑) たくさん飲みたい&でもお財布には優しくありたいというなら宅飲みがおすすめです。
ぜひたくさんの日本酒を試して自分に合った日本酒探しをしてみたらいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。